子どもは世界の宝です。わかば会は、ひとりひとりの子どもの個性を大切にして、
未来の担い手となる、健全な子どもに育てる保育・教育を目指しています。
災害時の対策
安心の保育環境を目指して
環境
本園は、吉野川河口に近く眉山を眺望できる水と緑豊かな風光明媚の地です。白鷺の舞う田園地帯という豊かな自然環境に恵まれ、 わかばっ子たちは日々伸び伸びすくすくと育っています。現在、南海トラフ地震とそれに伴う津波における防災・減災の取り組みの中で、特に緊急時の連絡のあり方が課題となっています。
迅速な情報提供
「保護者へのスムーズな情報提供」の連絡手段として、一斉連絡メールシステムを導入しました。現在はこのシステムを活用して、警報発令時や緊急連絡だけでなく、不審者情報や行事連絡等にも活用しています。今後、災害伝言ダイヤルや災害用伝言板をはじめホームページ、一斉メールシステムなどを使い、緊急時、保護者・地域・行政と、情報の連絡・共有をはかりたいと思います。
避難ステージ
本園は、4階建ての施設内避難可能園舎です。非常時には、近隣の住民が外階段を用いて避難できるようになっています。地震発生の際は、第一次避難場所として園庭を、第二次避難場所として園舎3階・4階とすることを定めています。また必要に応じて第三次避難場所を近隣の病院(5階建て津波避難ビル)と定め、一斉避難の訓練を何度も繰り返してきました。
避難訓練
本園が位置する川内地区は、地理的状況及び地震の被害状況や道路の液状化等を考えると、園外へ出ることそのものが大きな危険を伴うことが考えられ、施設の中で救助や支援物資を待つことが想定されます。本園では、短期避難として、約二日分の水・食料品をはじめとして生活必需品の備蓄を行っています。今後、非常時の電源装置や給水設備、調理器具といったハード面の整備も視野に入れ取り組んでいきたいと思います。そして、第一次避難から第二次避難、その後の最終避難及び待機状態に至るまでの過程としての訓練を、保護者・地域、さらには各機関と連携し、計画実施していく方針です。 園には、子どもたちにとって安心して生活できる場であることが求められます。非常時における安心の保育環境をめざしてまいります。